私たちについて 大島椿HISTORY

  1. HISTORY01 大島椿のはじまり 東京・竹芝港から高速ジェット船でわずか2時間足らず。都心からもっとも近い島、伊豆大島。島には昔から椿が多く自生していたため、島民はこれを素材としてさまざまに活用してきました。防風林として利用したり、炭の材料にしたり、種から椿油を搾ったり…。人の生活と椿の距離がごく近い島。それが伊豆大島なのです。大島椿の創業者・岡田春一が初めてこの地を訪れたのは大正末期のこと。種から椿油を搾り、愛用している島民の紙の美しさに感動した岡田は、そのすばらしさを世に広めたいと決意。ここから、現在の椿油「大島椿」の歴史がはじまりました
  2. HISTORY02 椿油の良さを多くの人に知ってもらうために 1927年の創業時は、コロッケ6個~8個が10銭の時代に椿油は小瓶40mlくらいで30銭と高級な油でした。30銭用意できない人にも椿油の良さを理解し使って欲しいと、銅壷に椿油を入れ一軒一軒、訪問販売の量り売りから始めました。次第に椿油が評判になり、やがて一流品だけを扱うデパートで販売されるようになったことから、愛用者が増えていったのです。
  3. HISTORY03 画期的なキャンペーン 第二次世界大戦後の混乱期に、伊豆大島の椿油と称して椿油以外の粗悪品が出回ったため、全国各地へ、商品と伊豆大島の観光PRを兼ねた宣伝活動を行いました。1950年頃から約5年間行われたこの活動は大型バスをキャンピングカーのように改造し、大島のあんこさんを乗せて、1県を2~3週間かけてまわりながら、全国津々浦々行脚するというもので、テレビが無い時代に大島から来たアンコさんの歌と踊りは大変喜ばれ、1日1000本売れることも珍しくありませんでした。
  4. HISTORY04 椿油生まれの 低刺激性スキンケア 「治療後の皮膚を良い状態に保つことができる、やさしいスキンケア商品がほしい」ある皮膚科医の一言が、スキンケアブランド・アトピコの商品開発の始まりでした。乾燥肌・敏感肌は、皮脂が少ないため皮膚の保護膜が十分に作られず乾燥し、皮膚を守るバリア機能が低下します。その足りない皮脂の代わりになってくれるのが椿油。椿油は皮脂にも含まれる成分を多く含むため肌になじみやすく、刺激から肌を守ってうるおいを保ちます。この椿油の優れた特長をいかし誕生したアトピコブランドは、低刺激性スキンケア商品として、約40年、世代を超えて使い続けられています。
  5. HISTORY05 21世紀 始まりの年 2001年、大島椿に劇的な変化が起きました。大手クチコミサイトのヘアケア部門で1位を獲得したのです。その支持の高さは翌年も続き、2005年には殿堂入りを果たしました。これまで、母から娘と伝えられてきた「タテのクチコミ」に、インターネットを通じて広がる「ヨコのクチコミ」が加わり、幅広い年代に愛用者が広まっていくととともに、ヘアオイル市場全体が大きく成長するきっかけとなりました。
  6. HISTORY06 伊豆大島の観光復興を願って 2013年10月、伊豆大島は台風26号による豪雨と土砂災害にみまわれ、大変な被害をこうむりました。その影響から、島外から観光に訪れる方も激減。年間を通じて最も多くの方でにぎわう「第59回伊豆大島椿まつり」でも例年のにぎわいはありませんでした。観光客の減少は、観光を主な産業とする伊豆大島にとって大きな痛手です。伊豆大島を発祥の地とする私たちは、再びたくさんの方でにぎわう島になることを願い、「伊豆大島応援プロジェクト」をスタートさせました。プロジェクトの一環として、椿まつりのPR活動、ブース出展、復興寄付金付き商品の販売などを実施してきました。
  7. HISTORY07 食用油として世界に発信 古くは江戸時代から、椿油で揚げた天ぷらはその希少性と黄金色の見た目から「金ぷら」と呼ばれ、高級な料理として人々に愛されていました。時代を超えて2015年、イタリアで開催された「ミラノ国際博覧会」。日本館では日本の食文化が紹介され、本格日本食レストラン「美濃吉」の天ぷらに大島椿の「椿の金ぷら油」が使用されました。オリーブオイルへの造詣が深い地元の方からも、「カラッとして美味しい」、「こんな軽い食感は初めて」と称賛され、多くの来館者を通じて、日本食文化としての金ぷら油が世界に発信されたのです。
  8. HISTORY08 100年企業を見据えて 創業90年を迎えた2017年、「椿守カンパニー」というビジョンを掲げ、伊豆大島での共創活動「つばき座」をはじめました。#NATURE、#CULTURE、#EQUITYの3本軸で未来へつながるアクションを広めています。大島椿創業時の想いは、素晴らしい椿油商品を世の中に広めることを通して伊豆大島の産業に貢献すること。その想いはそのままに、百年企業を見据えたいま、日本国内に限らず世界に向けても「椿油のある豊かで美しい暮らし」を提案していきます。
  9. To be continued

私たちについて 大島椿HISTORY Since 1927

  1. HISTORY01 大島椿のはじまり

    東京・竹芝港から高速ジェット船でわずか2時間足らず。都心からもっとも近い島、伊豆大島。島には昔から椿が多く自生していたため、島民はこれを素材としてさまざまに活用してきました。防風林として利用したり、炭の材料にしたり、種から椿油を搾ったり…。人の生活と椿の距離がごく近い島。それが伊豆大島なのです。大島椿の創業者・岡田春一が初めてこの地を訪れたのは大正末期のこと。種から椿油を搾り、愛用している島民の紙の美しさに感動した岡田は、そのすばらしさを世に広めたいと決意。ここから、現在の椿油「大島椿」の歴史がはじまりました。

  2. HISTORY02 椿油の良さを多くの人に知ってもらうために

    1927年の創業時は、コロッケ6個~8個が10銭の時代に椿油は小瓶40mlくらいで30銭と高級な油でした。30銭用意できない人にも椿油の良さを理解し使って欲しいと、銅壷に椿油を入れ一軒一軒、訪問販売の量り売りから始めました。次第に椿油が評判になり、やがて一流品だけを扱うデパートで販売されるようになったことから、愛用者が増えていったのです。

  3. HISTORY03 画期的なキャンペーン

    第二次世界大戦後の混乱期に、伊豆大島の椿油と称して椿油以外の粗悪品が出回ったため、全国各地へ、商品と伊豆大島の観光PRを兼ねた宣伝活動を行いました。1950年頃から約5年間行われたこの活動は大型バスをキャンピングカーのように改造し、大島のあんこさんを乗せて、1県を2~3週間かけてまわりながら、全国津々浦々行脚するというもので、テレビが無い時代に大島から来たアンコさんの歌と踊りは大変喜ばれ、1日1000本売れることも珍しくありませんでした。

  4. HISTORY04 椿油生まれの 低刺激性スキンケア

    「治療後の皮膚を良い状態に保つことができる、やさしいスキンケア商品がほしい」ある皮膚科医の一言が、スキンケアブランド・アトピコの商品開発の始まりでした。乾燥肌・敏感肌は、皮脂が少ないため皮膚の保護膜が十分に作られず乾燥し、皮膚を守るバリア機能が低下します。その足りない皮脂の代わりになってくれるのが椿油。椿油は皮脂にも含まれる成分を多く含むため肌になじみやすく、刺激から肌を守ってうるおいを保ちます。この椿油の優れた特長をいかし誕生したアトピコブランドは、低刺激性スキンケア商品として、約40年、世代を超えて使い続けられています。

  5. HISTORY05 21世紀 始まりの年

    2001年、大島椿に劇的な変化が起きました。大手クチコミサイトのヘアケア部門で1位を獲得したのです。その支持の高さは翌年も続き、2005年には殿堂入りを果たしました。これまで、母から娘と伝えられてきた「タテのクチコミ」に、インターネットを通じて広がる「ヨコのクチコミ」が加わり、幅広い年代に愛用者が広まっていくととともに、ヘアオイル市場全体が大きく成長するきっかけとなりました。

  6. HISTORY06 伊豆大島の観光復興を願って

    2013年10月、伊豆大島は台風26号による豪雨と土砂災害にみまわれ、大変な被害をこうむりました。その影響から、島外から観光に訪れる方も激減。年間を通じて最も多くの方でにぎわう「第59回伊豆大島椿まつり」でも例年のにぎわいはありませんでした。観光客の減少は、観光を主な産業とする伊豆大島にとって大きな痛手です。伊豆大島を発祥の地とする私たちは、再びたくさんの方でにぎわう島になることを願い、「伊豆大島応援プロジェクト」をスタートさせました。プロジェクトの一環として、椿まつりのPR活動、ブース出展、復興寄付金付き商品の販売などを実施してきました。

  7. HISTORY07 食用油として世界に発信

    古くは江戸時代から、椿油で揚げた天ぷらはその希少性と黄金色の見た目から「金ぷら」と呼ばれ、高級な料理として人々に愛されていました。時代を超えて2015年、イタリアで開催された「ミラノ国際博覧会」。日本館では日本の食文化が紹介され、本格日本食レストラン「美濃吉」の天ぷらに大島椿の「椿の金ぷら油」が使用されました。オリーブオイルへの造詣が深い地元の方からも、「カラッとして美味しい」、「こんな軽い食感は初めて」と称賛され、多くの来館者を通じて、日本食文化としての金ぷら油が世界に発信されたのです。

  8. HISTORY08 100年企業を見据えて

    創業90年を迎えた2017年、「椿守カンパニー」というビジョンを掲げ、伊豆大島での共創活動「つばき座」をはじめました。#NATURE、#CULTURE、#EQUITYの3本軸で未来へつながるアクションを広めています。大島椿創業時の想いは、素晴らしい椿油商品を世の中に広めることを通して伊豆大島の産業に貢献すること。その想いはそのままに、百年企業を見据えたいま、日本国内に限らず世界に向けても「椿油のある豊かで美しい暮らし」を提案していきます。

    To be continued